【ご案内】

ご挨拶

 平成27年6月1日、宇部市発達障害等相談センター「そらいろ」が、シルバーふれあいセンター(現:多世代ふれあいセンター)5階にオープンしました。宇部フロンティア大学が宇部市から委託を受け開設の運びとなりました。※注(運営主体について、平成31年4月から「特定非営利活動法人メンタルヘルス研究所」、令和3年4月からは「特定非営利活動法人そらいろ」に変更となっています。)
 スタッフは本学の心理や福祉を担当する教員、及び本学関係者で構成され※注(開設当初)、臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、保健師、特別支援学校教諭免許等多義にわたる資格を保持しており、様々な角度からの支援を行います。8名中6名が臨床心理士であり※注(開設当初)、全てのスタッフが、教育(スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー)、医療(精神科・小児科クリニック、大学病院)、産業組織(産業カウンセラー、職業安定所)等の臨床領域においてアクティブに活動している実践家です。
 これらの各分野の専門スタッフが力を合わせ、子供から成人までそれぞれのライフステージにおいて発達障害に関連する悩みを抱えておられる方やご家族、そして支援者の方々に、心理的アセスメントに基づいた専門的な支援を行うことを目的としています。
 その際、発達障害という単なるレッテル張りや来談者の現実と乖離した机上の空論は、我々臨床家が一番慎まなければならないことです。一見同じような行動であってもその胸の内や行動に至った背景、周囲の状況等が同一であることは決してなく、そのため具体的な支援もそれぞれ違ってきます。科学的エビデンスと構築してきた臨床の知を駆使して、一人ひとりの個性や特徴に合わせた支援を行い、成長の促進やそれぞれが自分らしい生き方ができるように支援していきたいと考えています。
 勿論そのことは「そらいろ」だけでできることではなく、地域の医療や福祉等さまざまな関係機関との連携なくして実現は不可能です。皆様と手を携え、利用者のお役に立てる相談センターを目指して参る所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
統括管理者 高田 晃